
第28回日本脳低温療法・体温管理学会学術集会
閉会のご挨拶 会長:武田 吉正
この度、7月26日(土)・27日(日)に開催いたしました第28回大会におきましては、格別のご支援とご指導を賜りまして、つつがなく閉会いたしました。これもひとえに皆様のご協力の賜物と、深く御礼を申し上げます。猛暑の中、誠にありがとうございました。
運営にあたりましては、不行届きの点も多々あったかと存じますが、何卒ご寛容いただきますれば、幸甚の至りに存じます。
本来でありますれば、拝眉のうえ御礼を申し上げるべきではございますが、略儀ながらこの場をもちまして、終了報告を申し上げます。当学会を引き続き宜しくお願い致します。
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
7月26日(土)・27日(日)に、羽田イノベーションシティ PiO PARKで第28回大会を開催いたします(26日は幹事会のみとなります。学術プログラムは27日に開催いたします)
★猛暑日が続いておりますので、クールビズスタイルでお越しください(是非、ジャケット、ネクタイ等はお外しください)スタッフ一同も軽装でお迎えいたします。
★参加費は医師が10,000円、医師以外の方は5,000円となります(演者と座長は参加費無料です)
★プログラム・抄録集を公開いたしました。ダウンロード頂きますれば幸いです。
開催のご挨拶
会長:武田 吉正( 東邦大学医療センター大森病院麻酔科 教授)
第28回日本脳低温療法・体温管理学会を2025年7月26日(土)・27日(日)に、羽田イノベーションシティ PiO PARKで開催させていただくこととなりました。関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。
体温はバイタルサインの一つです。安全に体温をコントロールするため、中枢温モニタリング方法の開発や、冷却・加温装置の開発が行われてきました。また、臨床では頭部外傷患者や心停止患者の脳保護を目的とした体温管理が検証されてきました。特に心停止患者では血流再開前もしくは再開時に低体温療法を実施し、ICU収容後は体温上昇を防ぐ体温管理が行われるようになってきました。血流再開前はエネルギー障害が主病態ですが、血流再開直後は炎症が主体となり、ICUに収容される頃にはタンパク合成障害やその他のメカニズムに軸足が移っていきます。病態に合わせて体温管理も変更する必要があると考えられます。
近年、熱中症が社会問題となり、脳保護を中心とした治療法の開発が求められています。熱中症では受傷時の脳温により病態が異なると考えられます。基礎医学領域の知見に基づき治療法を考えていく必要があります。
上記のような急性期病態の体温コントロールは生命管理に直結し、臨床応用には基礎医学の知見が必要です。本学会は脳外科医、救急医、循環器内科医、麻酔科医、救命士等が集まり知識を共有するフランクな雰囲気を持っています。そこで本学術集会を「体温コントロールによる集学的治療」と題しました。体温のコントロールには新しい医療機材の情報も必要です。企業の皆様の商材を参加者に伝え、集学的治療を支える学会にしたいと考えています。 有意義な学会にすべく、皆様方のお力添えを賜りますようお願いいたします。
【NEW】7/21
プログラム・抄録集を公開いたしました。ダウンロードはフリーです
